庭と通りを隔てる境界の役目を果たすのは、塀やフェンスばかりではありません。
植物を上手に使って作る生垣は、プライバシーの保護だけでなく景観アップにも役立ちます。
今回は、生垣を作る際に知っておきたいポイントを紹介します。
生垣に適している植物の主な条件は「葉が密集して生え落葉しないこと」「日陰や暑さ・寒さに強いこと」「刈り込みに強いこと」の3つが挙げられます。
上記3点はどれも「プライバシーを保護する目隠し機能がある」「掃除の手間も少なく、日が当たりにくい所にも植栽できる」「自由に形を変えられて、手入れやデザインに便利」ということが理由です。
代表的な植物には、ヒイラギモクセイ、ツゲ、カイヅカイブキ、ドウダンツツジなどがあります。
ツゲの一種であるセイヨウツゲは西洋建築の生垣によく使われ、ドウダンツツジは5月頃になるとかわいらしい小さな花を咲かせるなどそれぞれに特徴があります。
また、水やりや剪定の頻度、成育の速さ、葉っぱの色合い、木の高さなどにも違いがあるので、代表的な植物をいくつかピックアップした上で、自宅の立地や生垣のメンテナンスにかけられる時間、庭とのバランスなどを考えて選ぶとよいでしょう。
地域によっては、生垣の設置にあたり「自治体の助成金を受けられる」場合があります。
助成金は各自治体が「町の緑化」や「都市環境の改善」を目的として行っているものです。
例えば、東京都内の区や市に多く見られる「接道部緑化助成制度」の場合「一定の幅員を持つ道路に面した敷地部分への生垣の造成」「フェンスの緑化や植栽」などに対して助成金が交付されます。
助成金の金額の算定方法や上限額、交付条件の詳細は自治体によって様々ですが、中には50万円ほどの助成金が交付されるケースもあり、植栽工事に伴うブロック塀の除去なども交付の対象になる地域もあります。
申請方法や申請のタイミング、必要な提出書類などは自治体によって異なるので、生垣の設置を検討している方は、まず自治体の担当部署に問い合わせてみてください。
通りからの目隠しにも、美しい景観作りにも役立つ生垣ですが、塀やフェンスと違って植物なので、定期的なメンテナンスが必要になります。
また、植物に害虫が付いたり病気になったりしていないかを点検する必要もあります。
生垣を取り入れる際には、最初に毛虫が付きにくく病気に強い種類の木を選ぶのもひとつの手です。
また、忙しくてなかなかメンテナンスの時間が取れない場合は、日々の水やり以外の殺虫や剪定は業者に依頼し、定期的に行ってもらうのもよい方法といえるでしょう。
生垣はメンテナンスの手間がかかりますが、生垣の緑は心に落ち着きや癒しを与えてくれます。
自治体の助成金も上手に利用しながら、無理せず扱いやすい植物から挑戦してこだわりの住居環境を作り上げましょう。
お客さまのお悩みやリフォームでのポイントを大きく3つの状況に分け、ご紹介いたします。
リフォーム会社を自分だけで探すのはとても大変。
何社ものリフォーム会社を家に呼ぶのは少し不安。
LIXILならではの
デザイン・機能性にこだわったエクステリアリフォーム商品も紹介できるんです。
リフォームコンタクトなら匿名で相談ができるのでしつこい営業がなく、
お断りするのも簡単。24時間自分のペースで納得できる
リフォーム会社をえらぶことができます。
厳選されたリフォーム会社のみをご紹介しておりますが万が一の欠陥等の不具合には、
無償で直してもらえる瑕疵保険が使えます。工事完了後もしっかりサポートするので安心です。